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2024/05/17 16:17

高温傾向つづく 「カラッと暑い」から来週は「蒸し暑い」へ


気象庁は、高温に関する早期天候情報を発表しました。

これまでも幾度と高温に関する早期天候情報が発表されてきていますが、
これまでの「カラッとした暑さ」から一転、
来週は「蒸し暑さ」が増して、より一層熱中症のリスクが高くなりそうです。

この蒸し暑さをもたらす原因は「前線」です。

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来週は前線が南から北上し、太平洋側に停滞しやすくなります。
前線の南側に入ると、暖かく湿った空気が流れ込み、
「ムシムシ」とした空気に覆われます。

このため、来週は気温も高い上に、湿度も高くなるため
より一層熱中症のリスクが高まり、注意が必要となります。

汗をかいても乾きやすい素材の服を着るなど、
「蒸し暑さ」の対策もそろそろ始めていくと良さそうです。

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2024/05/17 14:23

土日:今シーズン一番の暑さの所も 来週:本州付近も曇りや雨多く「梅雨の走り」か


あす18日(土)・あさって19日(日)の天気と気温

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■あす(土)

高気圧に覆われて、九州〜北海道は広く晴れる見込みです。
日差しと南風で気温が上昇し、今シーズン一番の暑さとなる所もありそうです。

あす(土)は、名古屋や京都、福島などで30℃の予想で、
名古屋は今年初めての30℃以上の真夏日となる可能性があります。
また、東京も29℃まで上がり、今シーズン一番の暑さになりそうです。

お出かけ日和・行楽日和の所も多いですが、まだ暑さに慣れていない時期ですので、
こまめに水分補給をし、日陰を選んで歩くなど、
熱中症対策をしっかりと行うようにしてください。


■あさって(日)

日中は、晴れて日差しの届く所が多くなっています。
昼間は暑さが継続し、仙台は28℃と
7月下旬並みの暑さとりそうです。

名古屋には傘マークがついていますが、
今の所、西〜東日本の太平洋側は夜から雨の降る所がありそうです。
日曜日、帰りが遅い方は雨具があると安心です。

沖縄や奄美地方は、きょうは晴れていますが、
あす以降は雨の降りやすい日が続きます。

沖縄や奄美では、土日の間に「梅雨入り」の発表があるかもしれません。
(平年の梅雨入り 沖縄地方:5月10日頃、奄美地方:5月12日頃)

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来週は、高気圧縁辺の湿った空気や
本州の太平洋側に前線が停滞しやすく、
本州付近も曇りや雨の日が多くなるでしょう。

九州南部の梅雨入りは5月30日頃で、
本州付近は早くも「梅雨の走り」となりそうです。

この土日の日差しを有効に使い、
布団やシーツなど大きめの洗濯物を片づけておくのも良さそうです。

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2024/05/17 05:50

東北日本海側 昼前にかけて暴風、昼過ぎにかけて高波に警戒


発達した低気圧が日本海にあって北東へ進んでおり、
きょう17日(金)は北日本を通過する見込みです。

また、東北の上空5,500m付近には−21℃以下の
この時期としては強い寒気が流れ込んでおり、東北地方では
大気の状態が非常に不安定となっています。

〇風と波の予想

東北日本海側では、きょう17日(金)昼前にかけて
西寄りの暴風となり、昼過ぎにかけて大しけとなる見込みです。

きょう予想される最大風速(最大瞬間風速)
 東北日本海側 海上 20m/s(30m/s)
 東北日本海側 陸上 18m/s(30m/s)
 東北太平洋側 海上 18m/s(30m/s)
 東北太平洋側 陸上 15m/s(30m/s)

きょう予想される波の高さ
 東北日本海側 6m
 東北太平洋側 3m

〇雷の予想

東北地方では、きょう17日(金)昼過ぎにかけて
大気の状態が非常に不安定となるため、積乱雲が発達し、
雷の発生する所がある見込みです。


東北日本海側では、
きょう昼前にかけて西よりの暴風に警戒し、
きょう昼過ぎにかけて高波による船舶や
沿岸施設への被害に警戒してください。

また、東北地方では、きょう昼過ぎにかけて
竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、
急な強い雨に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、
頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

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2024/05/17 05:50

北陸 昼前にかけて暴風・高波に警戒


日本海中部には発達した低気圧があって北東に進んでおり、
きょう17日(金)朝には北海道付近に達する見込みです。

このため北陸地方では、きょう17日(金)昼前にかけて
海上を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。

新潟県佐渡市の両津では、きょう未明2時3分に
最大瞬間風速32.3m/sの非常に強い風を観測しています。

北陸地方では、きょう17日(金)昼前にかけて
暴風や高波に警戒してください。

〇風の予想

きょう予想される最大風速(最大瞬間風速)
 新潟県 陸上 20m/s(30m/s)
 新潟県 海上 20m/s(30m/s)
 富山県 陸上 15m/s(30m/s)
 富山県 海上 20m/s(30m/s)
 石川県 陸上 12m/s(25m/s)
 石川県 海上 18m/s(30m/s)
 福井県 陸上  6m/s
 福井県 海上 10m/s(20m/s)

〇波の予想

きょう予想される波の高さ
 新潟県 6m うねりを伴う
 富山県 2.5m
 石川県 5m うねりを伴う
 福井県 4m うねりを伴う

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2024/05/16 19:20

【1か月予報】5月後半も全国で高温…沖縄〜西日本太平洋側で梅雨の雨多く


きょう16日(木)気象庁は1か月予報を発表しました。

向こう1か月の天候の見通し(5/18〜6/17)

・気温

暖かい空気が流れ込みやすいため、全国的に高いでしょう。
特に、期間の前半は気温がかなり高くなる見込みです。

・降水量

西日本の太平洋側と沖縄・奄美では、前線や湿った空気の
影響を受けやすい時期があるため、平年並か多いでしょう。

・日照時間

北日本では、高気圧に覆われやすい
時期があるため、平年並か多いでしょう。

西日本は平年並か少なくなる見込みです。

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・1週目(5/18〜5/24)

北日本では、天気は数日の周期で変わるが、
高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多い。

東日本の日本海側では、天気は数日の周期で変わる。

東日本の太平洋側と西日本では、
天気は数日の周期で変わるが、前線や湿った空気の影響を
受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ない。

沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、
平年に比べ曇りや雨の日が多い。

・2週目(5/25〜5/31)

北日本と東日本の日本海側では、天気は数日の周期で変わる。

東日本の太平洋側と西日本では、
天気は数日の周期で変わるが、前線や湿った空気の影響を
受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ない。

沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多い。

・3〜4週目(6/1〜6/14)

北日本と東日本の日本海側では、天気は数日の周期で変わる。

東日本の太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、
平年と同様に曇りや雨の日が多い。

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2024/05/16 16:55

週間天気 週末は季節外れの暑さの所も 次第に天気下り坂


あす17日(金)、寒気を伴った低気圧が北日本を通過するでしょう。
上空の寒気や低気圧に向かう湿った空気の影響で、北日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となる恐れがあります。
落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。黒い雲が近づき、空が急に暗くなり、冷たい風が吹いてきたら、建物に移動するなど、安全を確保してください。
また、北日本の日本海側を中心に、暴風に警戒してください。

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あさって18日(土)、日本の南に停滞していた前線が北上してくるでしょう。
沖縄や奄美では雨の降る時間帯があり、あさって18日(土)以降、曇りや雨のぐずついた天気が続き、梅雨入りの発表があるかもしれません。
発達した低気圧は日本から遠ざかり、北日本は天気回復。
西日本から北日本は広く晴れるでしょう。
日中の最高気温は、名古屋、岐阜、甲府、熊谷で30℃、福島で31℃、札幌25℃の予想です。
運動会のように屋外で長時間過ごす際は、熱中症に要注意です。

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19日(日)、前線は更に北上し、東シナ海から西日本の南岸に延びるでしょう。
西日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすく、九州や四国で雨の降る所がある見込みです。
東海は雲の隙間から日差しが届くでしょう。
関東以北は晴れる見込みです。
日中の最高気温は、雲の広がりやすい西日本でも高く、京都で
31℃となるでしょう。
関東甲信も内陸部を中心に真夏日となる所がある見込みです。
北日本はフェーン現象も加わり、山形で33℃と8月上旬並みの季節外れの暑さとなるでしょう。
慣れない暑さのため、室内でも熱中症に気を付けてください。暑さに弱い高齢者の方や子どもには、こまめに水分補給をするよう声掛けをお願いします。

週明け以降、前線の北上の影響で、西日本や東日本は雲に覆われるでしょう。
太平洋側を中心に雨の降る所がある見込みです。
前線の動向によっては暖かく湿った空気の影響を受けやすくなり、曇りの予想が雨の予想に変わることや大雨の予想に変わることもあるため、最新の気象情報に気を付けてください。
北日本は、低気圧の影響を受けやすく雲が広がりやすいものの、雲の隙間から日差しの届く所があるでしょう。

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2024/05/16 12:40

日本海に大きな渦巻の雲 寒冷渦の影響が長引く あすにかけて台風並みの暴風の所も


きょう16日(木)正午現在の気象衛星ひまわりを見てみると(タイトル画像)
日本海に大きな渦を巻く雲があります。

これは、寒気を伴った低気圧(寒冷渦)に伴う雲で、
寒冷渦は発達しながら日本海を北東進しています。

上空の寒気や寒冷渦に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、
本州付近は大気の状態が非常に不安定となっています。

特に寒冷渦に近い、山陰〜北陸を中心に雨脚の強まっている所があります。

また、西日本では西よりの風が強まっており、
きょうの正午までに、鹿児島県肝付町では最大瞬間風速26.2m/s、
香川県高松市では25.7m/sと、
いずれも5月としては観測史上最も強い風を観測しています。


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〇寒冷渦の動きは遅く、影響長引く

寒冷渦の動きが、比較的ゆっくりで
あす17日(金)にかけて日本海側を中心に荒れた天気が続く見込みです。

北陸や東北の日本海側では、今夜から西よりの暴風が吹き荒れ、
あすにかけて警報級の暴風となる恐れがあります。

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あすにかけて、北陸や東北地方で予想されている最大瞬間風速は、
25〜30m/sと、トラックが横転するくらいの非常に強い風です。

特に、今夜〜あす朝は、台風並みの強い風が吹いて、
沿岸部を走る列車や高速道路、航空機など
交通機関に影響が出る恐れもあります。

お出かけの際は、最新の気象情報と交通情報をご確認ください。

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あす、西日本や東日本の太平洋側では、
寒気が抜けて、次第に高気圧に覆われるため、
安定して晴れる所が多いでしょう。

ただ、天気が回復しても
午前中はまだ西風がやや強く吹く所がありそうです。

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2024/05/16 11:03

観測史上最長の黒潮大蛇行 三陸沖の海面水温最大で7℃高く(2024年5月5日〜5月11日 海洋まとめ)


黒潮大蛇行が始まって6年10か月目となり、過去最長期間になっています。
海洋まとめ 2024年5月5日〜5月11日です。

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■気圧配置と波
5日、高気圧が日本の東から本州を覆った。
高気圧縁辺の南風が卓越する東シナ海や日本の南で波高3m。
6〜7日、前線を伴った低気圧が日本海から北海道を通過。
6日夜〜7日は日本海北部を中心に波高4〜5mとしけた。
8日、前線が日本の東へ抜け、大陸から高気圧が張り出す。
日本海域ははじめしけたが、夜には波がおさまった。
9〜10日、本州付近は高気圧の圏内。
9日は関東の東で波高2〜3mと高まったが、10日は穏やかに推移した。
11日、前線を伴った低気圧が大陸を東進。
低気圧に向かう南西風が強まり、夜は日本海域で広く波高2〜3m。

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■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は平年並みか平年よりやや高い海域が拡大した。
東シナ海〜南西諸島は、平年並みの海域が拡大。
太平洋側は黒潮大蛇行が続き、黒潮が離岸する潮岬沖で平年よりやや低い状態が継続。
黒潮が北上する三陸沖は、平年よりかなり高い海域が続き、最大で7℃高かった。
親潮が後退する北海道南東方沖も平年よりかなり高く、最大で6℃高かった。
オホーツク海や千島近海では平年並みの海域が続いた。

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2024/05/16 07:17

強い寒気が流れ込み大気の状態が不安定に 落雷や突風などに注意


 あす17日にかけて、西日本から北日本の上空約5500メートルには、氷点下21度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。また、きょう16日は低気圧が発達しながら日本海を北東へ進み、あす17日は北日本を通過するでしょう。上空の寒気や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で、西日本ではきょう16日は、東日本から北日本ではきょう16日からあす17日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

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■防災事項
 西日本から北日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

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2024/05/16 06:52

きょうの天気 日本海側を中心に大気の状態が不安定 天気急変に注意


きょう16日は、上空に強い寒気を伴った低気圧が日本海を北東へと進む見込みです。日本海側を中心に大気の状態が不安定となり天気の急変に注意が必要です。

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上空に強い寒気を伴った低気圧が日本海を北東へと進みます。日本の上空約5500メートルにはマイナス21℃以下の寒気が流れ込むため、西〜東日本の日本海側を中心に大気の状態が不安定となるでしょう。急に雨雲が発達し、落雷や突風、降ひょうを伴うことがあるため注意が必要です。

関東や東海は午前を中心ににわか雨の所があるでしょう。
午後は天気が回復へと向かいそうです。

夜は東北や北海道で雨が降り出す所があるでしょう。
お帰りの遅い方は雨具をお持ちください。

気温は寒気が南下するため、西日本を中心に前日より下がる所が多くなりそうです。服装選びにお気を付けください。

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2024/05/15 13:59

台風のような渦巻の雨雲 あす〜あさって寒冷渦で天気急変に注意 暴風の所も


あす16日(木)〜あさって17日(金)は、
寒気を伴った低気圧(寒冷渦)が
発達しながら日本海を北東進する見込みです。

日本の上空5,500m付近にマイナス21℃以下の
この時期としては強い寒気が流れ込み、
また、低気圧に向かう暖かく湿った空気の影響で、
広い範囲で大気の状態が不安定になる見込みです。


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「寒冷渦」の動きが遅く、あす(木)〜あさって(金)と
比較的長い時間、落雷や突風、急な雨に注意が必要となります。

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日本海には台風のように渦を巻く雨雲がみえます。

日本海が中心の渦巻の雨雲ですが、
あす(木)の日中は、山陰〜北陸を中心に、
あす(木)の夜〜17日(金)は、
東北の日本海側や北海道にも雨雲がかかりそうです。

晴れていても、突然ザーっと雨が降り、
雷を伴って強い雨をもたらす恐れがあります。

空模様の変化に十分ご注意ください。

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急に黒い雲が見えたり、冷たい風が吹いたら
天気急変のサインです。

雷が聞こえたり、雷が光ったら、
安全な所で過ごすようにしてください。

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また、低気圧が発達することで、日本海側を中心に
暴風が吹き荒れる恐れがあります。

日本海側の地域では、警報級の暴風となる恐れがあります。

強い風で交通機関に影響が出る可能性もありますので、
最新の気象情報・交通情報にもご注意ください。

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2024/05/15 12:32

明日から金曜にかけては天気急変に注意を


今日は広く晴れていますが、明日は天気の急変に注意が必要です。
原因は、この時期としては強い寒気に加えて、暖かく湿った空気が入り込み、大気の状態が非常に不安定となるためです。

■雨の予想は?
明日の日付けが変わる頃から、九州〜関東甲信地方の所々で雨雲が湧いてきそうです。
特に、明日は九州北部〜北陸地方中心に風が強まり、強風・高波に注意が必要です。
明日の夜には東北地方でも雨が降りだし、東北日本海側でも風が強まる見込みです。
金曜は、東北〜北海道地方で急に強まる雨や雷雨に注意して下さい。
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■明日の天気
九州は雨が降っても朝までで日中は晴れるでしょう。
中国〜北陸・関東甲信地方は日差しがあっても天気の急変に注意が必要です。晴雨兼用傘があると安心
夜は東北〜北海道でも雨が降り出し、日本海側の地域では風が強まるでしょう。

西日本は今日よりも気温が低くなります。日本海側の地域では昼間も軽めの羽織物があると安心です。
東日本〜北日本は、今日と同じくらいの暑さで、引き続き熱中症対策が必要ですが、雨が降り出すと一気に気温が低くなりそうです。調節しやすい服装でお出かけください。


■週間天気
この土日にかけては晴れて気温の高い日が続きます。
週明けの月曜からは、西日本から東日本の太平洋側で雨が降り、曇りや雨のスッキリしない天気となりそうです。
この土日に、沖縄・奄美地方で梅雨入りの便りがあるかもしれません。

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2024/05/15 05:54

九州で5月1位の非常に激しい雨 真夏日が今年初の100地点超え 天気と気温のまとめ(5月5日〜5月11日)


5月5日〜5月11日の天気と気温のまとめです。

■今期間(5月5日〜5月11日)の天候のまとめ
 平均気温は、東北の太平洋側を中心に平年より2℃以上高い所が多かった。仙台では平年より3℃高かった。一方、北海道はオホーツク海側を中心に、気温が低くなり、平年より2℃以上低い所もあった。北海道の釧路では、5日に桜満開の発表があった。
 降水量は、北海道の北部を中心に平年の2倍以上となり、東北日本海側も秋田で平年の1.5倍など、多くなった。四国や九州南部も平年を上回ったが、そのほかは平年を下回った所が多く、那覇は平年の8%にとどまった。
 日照時間は、北海道は平年を下回った所が多くなったが、関東以西は平年並みか平年を上回った所が多かった。那覇は平年の1.7倍以上と日照時間が多くなった。

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■気圧配置の特徴
 5日、日本の東海上に高気圧の中心があって、南東へ移動した。前線を伴った低気圧が華中から黄海へ進んだ。6日、前線を伴った低気圧が日本海を東進。低気圧からのびる寒冷前線が西日本を通過し、温暖前線は北海道に達した。7日、前線を伴った低気圧が北海道を東進した。低気圧からのびる寒冷前線は北日本や東日本を通過した。日本海中部には別の低気圧が南東進した後、不明瞭化した。朝鮮半島付近も別の低気圧が南南東へ進んだ。一方、東シナ海に高気圧の中心が移った。8日、前線を伴った低気圧が千島近海を北東進。朝鮮半島にあった低気圧は、午前9時頃に不明瞭となった。9日、関東の東海上を低気圧が東進。日本の東を前線が東進した。東シナ海に中心を持つ高気圧が東へ移動。10日、高気圧の中心が九州の西から本州の南海上、日本の東海上へ移った。11日、高気圧は日本のはるか東海上へ遠ざかった。

■降水
 5日、前線を伴った低気圧が接近し、湿った空気が流れ込んだ影響で、南西諸島や九州で雨が降った。6日、西日本の広い範囲で雨が降り、九州では長崎県新上五島町の有川で1時間に57.5mmの非常に激しい雨が降り、5月の1位の値を更新した。鹿児島県肝付町の内之浦では、6日の日降水量が185.0mmを観測した。北日本にも雨雲が広がり、日本海側で強まった所があった。7日、北海道〜中国・四国の広い範囲で雨が降った。四国や東海の南東斜面では、雨の降り方が強まり、高知県香美市繁藤は、1時間34.0mmの激しい雨が降った。8日、関東地方を中心に雨が降った。北海道は、オホーツク海からの冷湿な空気の流入により雪が降り、紋別は平地で積雪。9日、東日本や東北は午前を中心に雨が降った。10〜11日、移動性の高気圧に日本列島は広く覆われて、全国的に晴れのエリアとなったため、降水は観測されなかった。

■気温
 5日、内陸や山越えの風でフェーン現象が発生した日本海側は特に気温が上がり、30℃以上の真夏日を観測した地点が100を超えた。100地点以上で真夏日になるのは今年初めて。石川県加賀市の加賀中津原は33.8℃まで上昇した。6日、低気圧や前線の影響で曇りや雨の所が多くなり日差しが乏しかった。日中も気温は上がらず、真夏日、夏日ともに減少した。7日、北日本で気温が低くなり、最高気温は仙台21.7℃(前日差約−4℃)、秋田17.1℃(前日差約−7℃)。北海道には寒気が流れ込み、稚内は昼間は3℃前後で経過した。8日、冷たい北風が吹き続けた北海道オホーツク海側では気温が低く、西興部村で最高気温が2.3℃と全国で最も低い最高気温となった。3月中旬並みの最高気温と寒さが戻った。9日、関東甲信で気温の上がり方が鈍くなり、東京都心は18.9℃と4月中旬並みの気温だった。10日、朝はよく晴れて広範囲で冷え込み、最低気温は東京、名古屋、大阪など10℃を下回った。




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2024/05/15 01:14

16日〜17日 大気不安定 急な雨、落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意


あす16日9時の予想天気図では、日本海西部に中心を持つ低気圧が発生し、この低気圧に伴って、16日(木)から17日(金)にかけて、上空約5500m付近に、この時期としては強い寒気(マイナス21℃以下)が日本海上に流れ込む見込みです。

北陸や中国地方の日本海側を中心に大気の状態が不安定になりやすくなります。天気が急変しやすくなるため、急な強い雨、落雷や竜巻などの突風、ひょうが降る恐れがあります。また、沿岸部や海上では、高波にも注意が必要です。

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強い寒気を伴った低気圧は日本海を北東に進み、17日(金)には、雨の範囲は北日本へと移る見込みです。風が強まり荒れた天気となることが予想されるため、注意が必要です。最新の気象情報をこまめに確認するようにしてください。

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2024/05/14 17:28

北海道〜沖縄 高温に関する早期天候情報


気象庁は13日(月)、高温に関する早期天候情報を発表し、北海道〜沖縄にかけて19日(日)頃から、四国は20日(月)頃からの5日間の平均気温が平年よりかなり高くなる可能性があります。

■各地の5日間平均気温平年差

北海道     +2.6℃以上
東北        +2.3℃以上
関東甲信      +2.1℃以上
北陸        +2.2℃以上
東海        +1.7℃以上
近畿       +1.9℃以上
中国        +1.9℃以上
四国        +1.5℃以上
九州北部      +1.6℃以上
九州南部・奄美 +1.4℃以上
沖縄    +1.6℃以上

農作物や家畜の管理等に注意してください。日中は熱中症に注意が必要です。屋外で活動する場合は、休憩や水分補給など、対策を忘れずに行いましょう。

■早期天候情報とは

その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に情報を発表します。

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2024/05/14 14:31

週間天気 16〜17日不安定な天気 週末は真夏日の所も


あす15日(水)、広く高気圧に覆われ晴れる見込みです。
しかし、太平洋側は、日本の南の前線の影響を再び受ける所があるでしょう。
四国では雨の降る所がある見込みです。東日本太平洋側でも夜はにわか雨があるでしょう。
日中の予想最高気温は、福岡、名古屋、旭川などで25℃と全国的に夏日となる所が多い見込みです。

あさって16日(木)には、低気圧が発達しながら日本海を北東進するでしょう。

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上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、上空の寒気と低気圧に向かう暖かく湿った空気の影響で、日本海側を中心に大気の状態が不安定となる見込みです。天気の急変に注意してください。一時的に強い雨や雷雨があるでしょう。
日中の予想最高気温は、松江で18℃と4月中旬並みで、前日との気温差は9℃となりそうです。
西日本は20℃前後と平年より気温の低い所が多いでしょう。
北日本は平年より気温の高い状態が続きそうです。

17日(金)、日本海の低気圧が北日本を通過するでしょう。

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北日本は日本海側を中心に雨や風の強まる所がある見込みです。
他は高気圧に覆われ晴れて、夏日となる所が増えるでしょう。

18日(土)、沖縄や奄美や前線の影響を受けやすく、ぐずついた天気となる見込みです。その他は広く晴れるでしょう。
日中の気温は更に上昇、九州から東北にかけて27℃前後の所が多い見込みです。京都や甲府で30℃、福島で31℃と真夏日となる所があるでしょう。札幌でも26℃と8月下旬並みの暑さとなる見込みです。熱中症対策は万全にお願いします。

19日(日)、前線が西日本の南に北上してくるでしょう。
西日本は雲が増え、暑さは落ち着く見込みです。他は夏日の所が多く、福島で32℃となるでしょう。暑さに弱い子どもや高齢者に、こまめな水分補給や休憩をするよう声掛けをお願いします。

週明け、日本の南の前線を受け、広く雲が増え、西日本や東日本で雨の降る所がある見込みです。夏日の地点は減り、全国的に暑さは和らぐ所が多いでしょう。

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